vol.17 04,6.25

アラ・ナジモヴァの『椿姫』。私は何度か泣きました。ピアノを担当して下さった新垣隆さんは(彼もこの作品で泣いた一人です)、活弁界ではおなじみ、楽団カラード・モノトーンのピアノ奏者でもあります。名門音楽大学作曲科で先生をしていらっしゃって、『椿姫』には、オリジナルでとっても素敵な、ダイナミックな演奏をつけて下さいました。新垣さんの「どうしてもピアノの生音で聴いてほしい」というこだわりに、地下のカフェgabowlにピアノが運び込まれたのはこの時のこと(うちのマネージャーさんのピアノです)。ちなみに私は、椿姫が歌うシーンで、新垣さんの作ってくれた曲に合わせて、初めて歌いました。

vol.18 04,7.30

『椿姫』に続き、主演男優は世界中の女性を虜にしたといわれるルドルフ・ヴァレンチノ。熱い夏に情熱の恋の物語。柳下美恵さんの音楽で、お客さんからのリクエストで実現しました。アラブ砂漠のお話『熱砂の舞』に合わせるべく、友人が黄金色のすてきな衣装を作ってくれました(今までで一番勇気の入った衣装かも)

vol.19
 04,8.27

この「活弁シネマライブ」をずっと企画しデザインしてくれているハッタさんが、「一番好きな作品」という『出来ごころ』。『男はつらいよ』の磯となった小津作品は、今も色褪せない涙と笑いの人情劇。坂本武、突貫小僧、飯田蝶子、大日方伝。名優揃いで、本当にいい作品です。「しましま」さんの音楽も、人情劇らしくつくってくれました。ただ「ゆかたで来たお客さんは割引」という企画は、平日の夜だとやっぱり厳しいよねぇ。残念。
 
 
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